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コラム

2019年9月8日

植物の管理に関するポイント  1

 

☆植え込み後の施肥のポイント

 
 

①肥料の種類と効果
 
植物がすこやかに生育するために主要な肥料に、チッ素、リン酸、カリがあります。

チッ素肥料は、主に葉の生長を促進し、不足すると葉が黄変し葉枯れ現象が生じます。

主な肥料に、硫安、尿素、石灰窒素、硝安、油かすなどがあります。
リン酸肥料は、根と茎をつくり、開花を促進します。
不足すると、葉が暗緑色となり、次第に葉枯れし、花の色も悪くなります。
 
 
主な肥料に、過リン酸石灰、溶性リン肥、鶏糞などがあります。
 
 
カリ肥料は、根肥料とも呼ばれます。
 
植物の新陳代謝を促進し、根、茎、葉の生育には不可欠なものです。

 
不足すると、水分代謝が悪くなり、根や茎の生長が止まります。
 
主な肥料に、草木灰、硫酸カリ、塩化カリなどがあります。
 
肥料を多く用い植物の生長を急がすと、奇形や生長異常を引き起こすので注意しましょう。

 
 

②施肥の種類と時期
 
施肥の種類は、元肥、追肥、寒肥、お礼肥などがあります。
 
 
元肥は、植栽をする前に、あらかじめ土に施するもので、緩行性肥料が適します。
 

追肥は、植栽後、生長に応じて与えます。
 
寒肥は、春の成長期に向けて、植物が休眠している冬季に施するものです。
 
お礼肥は花が咲き終わった後や果実の収穫後に
弱った植物の回復を図るために与えるもので速効性の肥料が適します。