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コラム

2019年8月12日

樹木の選び方  14

 

☆低木の使い方

 

 

①根締めや花壇の緑取り
 
高木、中木類の根元に添える植栽は根締めと呼ばれますが
これは地表面から高木、中木への枝葉の連続性をもたせ
地表と樹木とを馴染ませる手法です。
 

また根元まわりに植栽することによって
緑による重心を低く見せて
安定感を感じさせる手法でもあります。
 

中・高木が落葉樹の場合、常緑であるサツキなどを植えると
冬の景観が寂しくならず、中・高木が新緑を迎える前に開花するので
常に緑のある景色をつくります。
 
花壇の緑取りには、葉の小さい緻密なボックスウッドなどの常緑樹を用います。

 
 
②建物の基礎部分
 
建物の基礎部分に低木を植栽すると、庭と建物に一体感が生まれます。
 
道路と住宅の間のスペースが小さい場合は
囲いを設けずに、低木と地被類で覆うほうが美しく収まります。