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コラム

2023年1月20日

敷地全体を植物を生かした生活空間に!

 

敷地全体を植物を生かした表情豊かな

生活空間に仕上げる

兵庫県尼崎市K邸/設計:宝塚ガーデンアブリール

 

以前は開放的な外構で、玄関の位置がわかりづらいのと、

道路沿いの前庭が十分に活用されていないことが課題

した。

 

そこで、敷地全体を大きく3つにゾーンに区割りして、

統一したデザインコンセプトのもとで、それぞれを綿密

に仕上げました。

 

門まわりは、ブロックの塀を取り、オープンな前庭とし

て、高さ2mの力強いフレームを枕木で構築し、直交す

るラインに鋳物門扉を取り付けました。

 

アプローチは、ゆるやかな曲線を描き、玄関袖壁の

コンテナ花壇を目標に進みます。

 

主庭は、既存のモモノキと室内の融合を図るウッド

デッキで半屋外空間をつくり、かつ管理の手間を省力化

しました。

 

駐車場を含め3つのゾーンをつなぐ結界として、フレーム

のゲートをつくり、園路も季節の風情を味わえる楽しい

歩行空間としました。

 

 

 
 

  彰国社  著者:水内真理子

【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】

「6章 植物を生かしたエクステリアの事例

  事例4 敷地全体を植物を生かした表情豊かな生活空間に仕上げる」より