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コラム

2022年10月24日

ライトアップのセキュリティーと照明計画

 

庭の景色を幻想的な光で演出します。

 

●セキュリティーと照明計画

明かりは家を照らすのみでなく、防犯対策としても

効果があります。

 

明かりで在宅を装うことや、近づくと点灯する

明かりで、不審者を心理的に遠ざけることがで

きます。

 

1)門扉のある場合

下記の図は、セキュリティーを考慮した照明計画です。

 

A、C、Fには、暗くなると自動点検する常夜灯を採用

して、敷地を明るくすることにより、不審者が潜む暗が

りをなくすことができます。

またAは、道路に面する箇所に照明を配置することにより、

まちなみをも明るくします。

 

B、D、Eには、人感センサーライトを採用します。

暗くなるとほんのり点灯し、人が近づくと明るく点灯します。

不審者を驚かせることができ、なおかつ通常の照明よりも

節電ができます。

 

 

2)門扉のないオープン外構の場合

都市部に多い、アプローチがほとんどとれない門柱のみで

つくるオープン外構のスタイルは、玄関までが丸見えの状

態にあります。

そのため、照明による防犯性と雰囲気づくりは、門扉のあ

るクローズド外構以上に必要性が高くなります。

 

夜の住宅

オープン外構の場合は、ポーチ前に立ったときに、すべて

の明かりが目に入る配置を行うと、視認性、防犯性、夜の

雰囲気づくりといった3つの点で効果的です。

 

彰国社  著者:水内真理子

【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】

「3章 ゾーン別植栽計画のポイント

3-14 樹木をライトアップする 」より