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コラム

2022年5月19日

植栽工事2(植え付けの手順)

 

植え付けの手順

 

高木を植栽する場合、植え付け手順の概要は、

以下のようになります。

植え付け手順

 

①植物を植える穴(植穴)を掘る植穴の直径

 目安は、根鉢径の1.5倍以上とし、深さは

 根鉢の高さ+10から15㎝程度です。

 

②元肥として、植穴に堆肥などの肥料を入れ

 底土とよくかき混ぜます。

 

肥料が根に直接当たらないように植穴の

 中央部が高くなるように少し土を埋め戻し、

 庭木を植穴の中央に入れます。

 このとき、庭木の根本と地表面は同じ高さ

 とし、深植えにならないように注意します。

 

植える向きを決めて、3分の2ほど埋め戻し

 ます。

 土は土壌改良のものか、客土を使います。

 ※客土とは、他から運び入れた土のことで、搬入土の

  ことをさします。

 

⑤根と土の隙間がなくなるように棒などで

 よく突き水を十分かけます。

 

⑥水が引いたら、さらに土を入れ軽く踏み

 固めます。

 

⑦まわりに水が流れないように、円形に土を

 盛り(水鉢)状況によっては支柱で支えます。

 
 

彰国社  著者:水内真理子

【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】

「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識

1-11 植栽工事、植え付けと移植    」より