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コラム
2022年5月16日
つる性植物の選び方1(種類)
つる性植物の種類
庭に変化をつけるうえで、つる性植物は
適した材料です。ダイナミックな動きを
つくり、空間を演出するうえで、かなり
自由に演出することができます。
つる性植物は伸びるのが早い。
生長するに従って、まわりのものに巻き付い
たり吸い付いたり、色んな生長の仕方をする
ので、工夫次第で面白いデザインとなります。
つる性植物の形態
常緑性には
①吸着タイプ
アイビー類、イタビカズラ、ツルマサキなど。
アイビー
②巻き付きタイプ
カロライナジャスミン、クレマチス、ビナンカズラ、
モッコウバラなど。
カロライナジャスミン
③下垂れタイプ
コバノランタナ、ビンカマジョール、ビンカミノール、
プルンバゴなど。
コバノランタナ
落葉性には、
①吸着タイプ
ノウゼンカズラ、ナツヅタなど。
ナタヅタ
②巻き付きタイプ
アケビ、キウイフルーツ、クレマチス、ツルバラ、フジ、
ブドウモッコウバラなど。
ツルバラ
それぞれ生育の姿に特色があり、たとえば、ツルバラの
ように、茎を長く勢いよく伸ばし枝にあるとげで
他のものに引っ掛かるもの、また、ツタ類には吸盤を
もつ特殊な枝を進化させたものなどがあるので、空間の
中で、個性を生かした使い方を試してみましょう。
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識
1-10 つる性植物の選び方 」より