column
コラム
2022年5月12日
地被植物の種類
地被類は、土が露出している部分を覆って
緑化するために使われる地被性植物や小低木
などの総称で、グランドカバープランツと
呼ばれる植物です。
地表面を低く覆う植物には多年草、球根類、
つる性植物、小低木、芝などが使われており、
できるだけ手入れが簡単で植えっぱなしに
できることが理想です。
地被植物に適する要件としては、地表面を密に
覆い、美しい樹姿(草姿)の種類であること、
草丈が低く多年性で、植物体が柔らかく、繁殖
力が強く容易に増やせること、性質が強健で
病中害に対して強く、管理が容易があることなど
が求められます。
住宅で使われる、代表的地被植物には
次のようなものがあります。
①常緑性
アジュガ、エビネ、オカメザサ、コグマザサ、
コトネアスター、サルココッカ、シバザクラ、
シャガ、シュンラン、セキショウ、スイセン、
タマリュウ、ツワブキ、トクサ、ハラン、
ビンカミノール、斑入りヤブラン、フッキソウ、
マツバギク、ミヤコワスレ、ヤブコウジ、
リュウノヒゲなど。
アジュガ
オカメザサの植え込み
シバザクラ
②落葉性
アマドコス、イカリソウ、ギボウシ、クサツテツ、
シダ類、シラン、ゼフィランサス、ドイツスズラン、
ヘメロカリス、ホトトギスなど。
シラン
ホトトギスの花
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識
1-9 樹木の選び方② 」より