column

コラム

2022年5月9日

低木の使い方1(根締めや花壇の縁取り)

 

根締めや花壇の緑取り

 

 

高木、中木類の根元に添える植栽は根締め

呼ばれますが、これは地表面から高木、中木への

枝葉の連続性をもたせ、地表と樹木とを馴染ませる方法です。

 

また、根元まわりに植栽することによって緑による

重心を低く見せて安定感を感じさせます。

 

中・高木が落葉樹の場合常緑であるサツキ

などを植えると冬の景観が寂しくならず、

中・高木が新緑を迎える前に開花するので常に

緑のある景色をつくります。

 

ガーデンアブリール

 

花壇の緑取りには、葉の小さい緻密な

ボックスウッドなどの常緑樹を用います。

ガーデンアブリール

 

 

建物の基礎部分

 

建物の基礎部分に低木を植栽すると

庭と建物に一体感が生まれます。

 

道路と住宅の間のスペースが小さい場合は、

囲いを設けずに低木と地被類で覆うほうが

美しく収まります。

ガーデンアブリール

 

彰国社  著者:水内真理子

【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】

「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識

           1-9 樹木の選び方②    」より