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コラム

2022年5月1日

樹木の選び方

 

樹木の選び方とは、機能性・美しさを考えた

組み合わせを考えます。

 

デッキよりアーチを抜けてガレージ側を見る。 レンガ花壇は季節の草花の寄せ植え。道路横はリュウノヒゲと多年草。

 

植栽において、高木は、一般に植栽時の高さが約3m以上

樹木をいい、中木は高さ約1~3m程度、低木は約1m未満の

樹木をいいます。

 

注意しなければならないのは、植栽時の見栄えを気にするあまり、

10~20年後の生長した姿を見落としがちになることです。

 

都心部200㎡位の敷地では、中・低木を主体とした樹種選定

あっても違和感はありません。

 

選定する際には、植栽の全体構想やイメージをあらかじめ決めておき、

住宅や庭の形とのバランス、植栽場所により広葉樹か針葉樹かを

考え、広葉樹の場合は常緑樹か落葉樹かを決めます。

 

そして、樹姿、樹高、葉形、色などを考えて樹種を決めます。

シンボルツリーのように1本の樹木を象徴印に植えることもありますが、

通常は中・高木と低木を組み合わせ、さらに常緑樹(針葉樹・

広葉樹)、落葉樹、地被類、草花など多様な植物を組み合わ

せて景色をつくります。

 

 

彰国社  著者:水内真理子

【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】

「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識

  1-8 樹木の選び方①    」より