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コラム

2022年4月5日

粘土質・砂質の土を改良

 

樹木や植物を植えたい場所が、粘土質砂質の場合

 

一般の粘土質は、保水性、保肥性(肥料を保つ能力)に富むが、排水性が悪いので

有機質の改良用土の腐葉土(枯れ葉や落ち葉などの有機物が時間とともに分解された土)
バーク堆肥(樹皮を発酵させて作った有機質肥料)
ピートモス(ミズゴケやスゲなどの植物が堆積して作られた泥炭(ピート)を乾燥させて細かく砕いた物)や
パーライト(ガラス質の火山岩を約1000℃で焼き、高圧で焼成した人工用土)
などを入れて水はけを改善します。

腐葉土

腐葉土

パーク堆肥

パーク堆肥

 

砂質は、水はけが良すぎるため保肥力が弱いです。

 

保水力と保肥力を高めるため、赤玉土鹿沼土(関東ローム層で採取できる軽石)、黒土などを混ぜ

腐葉土、バーク堆肥、ピートモスなどの有機質の改良用土をたっぷり混ぜ込みます。

 

彰国社 著者:水内真理子

【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】

「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識

    1-2 環境に適した植栽計画       」より