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コラム
2022年4月4日
土のよし悪るしの判断
土の良し悪しを判断します。
その方法とは、その場所に生えている植物により判断します。
スギナ、オオバコが多いときは、土は酸性が強く、良い雑草にかたよりなく植物の生育も平均しています。
スギナ
オオバコ
土を掘って土質を判断します。
良い土はスコップがスムーズに入り着いた土がすぐに落ち、柔らかくて握ってもすぐ崩れます。
悪い土は浅いところにガレキ、石が多く岩盤や石などに1m以内で当たります。
掘った穴に水がしみ出しているなど、掘った状態で判断します。
石、ガレキが多い場合は取り除き、粘土層に当たった場合は
深めに耕して改良剤を混ぜ込みます。
植物由来の改良剤/腐葉土・パーク堆肥・もみ殻堆肥
動物由来の改良剤/牛糞堆肥・豚糞堆肥
その他の改良剤/もみ殻くん炭・石灰・パーライト(真珠岩や黒曜石を高温処理した粉状)
土を掘ったスコップに土がべっとり着き、削り落ちさなければ取れなかったり
土をだんごにして軽く握るとべっとりとして、だんごが崩れない土は水はけの悪い粘土質です。
また、水はけが悪いので微生物の死骸などが腐敗して臭いがする場合があります。
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識
1-2 環境に適した植栽計画 」より