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コラム

2022年3月24日

ウッドデッキがいい理由

 

 

リビングで家族や友人と過ごす時間は、日々の喧騒を忘れて心と体をいやしてくれます。

戸建てのお家や分譲マンションに庭がある場合や
マンションのベランダにはウッドデッキがあると
リビングで寛ぐのとは違う解放感をあじわうことができます。

 

気候の良い春先や新芽の生える初夏、実りの秋などは
庭先にでて風に運ばれる季節の草花の匂いや
鮮明な植物の緑葉で四季を感じることができます。

多くのウッドデッキは戸建てや分譲マンションでもリビングの延長として利用されています。

 

 

宝塚ガーデンアブリール

宝塚ガーデンアブリール

宝塚ガーデンアブリール

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リビングの窓(サッシ)と同じ高さにウッドデッキをすると

 

  1. リビングが広く感じる
  2. リビングからの動線としてウッドデッキに出やすくなる

 

ことが考えられます。

 

ウッドデッキはリビングの窓と高さを合わせるのには最適な建築資材だと思います。

マンションバルコニーの場合、土間防水などの関係もあり
簡単に取り外し再構築できるウッドデッキが最適です。

戸建のリビング前の外部空間の多くは窓から地面までの高さが
40から50センチくらいある場合が多いです。

 
タイルや石張り土間やテラスは建物の通気を考慮して(地面より10~20センチ程度)

設置されている場合が多く、窓から出るというより降りるという感覚になります。

舗装材を張る為にコンクリートやモルタルなどの下地の打設が必要です。

テラスを高く造作するには土留めや埋め戻し費用が多くかかる為、窓のすぐ下では不向きなのが現状です。
 
又、タイルや石を張る為の下地のコンクリートは熱伝導率が悪いので、夏の日射を蓄熱しやすい空間になります。

(ヒートアイランド現象のよう)

テラス

建築工事でタイル貼りテラスを作られていた。

地面よりの高さを考慮するために高くしているが、水切り金物のところで

建物基礎への通気を確保しているのでこれ以上高くできない。

 

 

それに比べてウッドデッキ(特に木材、人口木は床板のみ高温となる)は

床面をリビング窓下に設置をしてもその高さ出すのに使っているのが

木材でも鋼製であっても、柱や根太、大引きといわれる構造の材料だけなので

ウッドデッキより下には風の吹き抜ける空間が存在し、熱がこもりにくくなります。

 

ウッドデッキ

 

山や谷に敷地があり、建物が法面に建てられた場所には高床のウッドデッキが重宝します。

多くの法面(斜めの土地)の土地の場合、敷地の土を止めるのにコンクリート擁壁を用いますが費用が高くなります。

その上を有効利用する為に石やタイル、レンガなどの舗装材をはるとテラス土間の空間になります。

 

 

ウッドデッキは法面(切土や盛土により作られる人工的斜面のこと)を有効利用するにも最適な建築資材です。

窓のすぐ下に床面をもってくるにあたり、柱といわれる材料を長くするだけで済みます。

 

ウッドデッキはお庭を有効利用するのに最適かと思われます。