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コラム
2022年3月30日
自宅周辺の植物を理解すること
住宅周辺の環境と調和がとれる庭にするには、周辺の植物を把握します。
環境にやさしいエクステリア(庭・外構等)は、人にやさしいエクステリア(庭・外構等)となります。
エクステリア(庭・外構等)において環境問題への適切な提案を行えば
多くの人の共感と支持を得ることができるでしょう。
1軒の個人住宅の敷地から、エコロジーの視点で考えうる要素と共に
「緑と生態系の維持」という視点から周辺環境との調和を図る方法を考えます。
★周辺の現状植物を理解する方法
マクロ(巨大)な視点で周辺環境との調和を図るには、
緑の連続性を考えることが基本です。
小鳥や小動物の育成環境を維持・継続させるためには、
周辺の自然とつながりのある緑の創造が重要な課題です。
自然とつながりのある緑を計画するためにはまず初めに
周辺にある既存植物の現状を把握しておく必要があります。
簡単な調査手法としては、環境省の運営する植物調査
情報提供のサイトなのを検索して、対象地域の既存植物を理解する方法もあります。
植生調査 | 生物多様性センター(環境省 自然環境局) (biodic.go.jp)
さらに、生態系に配慮した環境を積極的に創るには、
小鳥の好む植餌植物を植えたり石積みやビオトープなど
生物の住みかとなる環境をつくることです。
※植餌植物
※ビオトープの写真
自宅の窓辺からウグイスやメジロの鳴き声が聞こえてくることがあるかもしれません。
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識
1-1 周辺環境との調和を図る 」より