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コラム

2019年6月27日

樹木の選び方

 

植栽において、高木は、一般に植栽時の高さが
約3㍍以上の樹木を言い、中木は高さ約1~3㍍程度の樹木
低木は約1㍍未満の樹木をいいます。

 

 

注意しなければならないのは、植栽時の見栄えを気にするあまり
10~20年後の生長した姿を見落としがちになることです。
 

都心部200㎡位の敷地では、中・低木を主体とした
樹種選定であっても違和感はないです。
 
選定する際には、植栽の全体構想やイメージをあらかじめ決めておき
住宅や庭の様式とのバランス、植栽場所により広葉樹か針葉樹かを考え
広葉樹の場合は常緑樹か落葉樹かを決めます。
 

そして、樹姿、樹高、葉形、色などを考えて樹種を決めます。
 
 
樹木には「表」と「裏」があり、「表」は樹木が日射を受け
枝を伸ばし葉を多く茂らしている面で
その反対側が「裏」です。
 
したがって、人に見せる面は「表」になるように注意しましょう。
 
 
畑から移植するときは、育った苗畑の方位と
同じ方位で定植すると根付きがよいといわれています。
 
シンボルツリーのように1本の樹木を印象的に配植することもあるが
通常は中・高木と低木を組み合わせ
更に常緑樹、落葉樹、地被類、草花など
多様な植物を組み合わせて景色をつくります。