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コラム
2022年6月3日
ゾーニング(地割り)の協・創・遊空間とは
ゾーニングとは、具体的な計画をする
前に、その住宅や周辺の条件を整理し
ながらエクステリアの構成要素をどの
ように配置するかをゾーンごとにまと
める作業です。
3つのゾーン
ゾーニングは、敷地と建物との関係、
用途などによって大まかに協空間、
創空間、遊空間という3つの空間に
分けます。
3つの空間は、敷地と道路の接続状況によって
ゾーニングは大きく異なります。
協・創・遊空間の道路位置別のゾーニングを
東西南北、各方面について示すと下記のよう
になります。
①協空間とは
道路と敷地の接線(敷き際)、門まわり、
アプローチ、駐車スペースや前庭部分の
ことです。
この空間は、社会との接点に位置する
半公共空間で、周辺の環境と調和する
空間として意識して計画します。
②創空間とは
半屋外の家事スペースで、従来は洗濯物干し、
ゴミ処理、屋外収納などに利用されていた
サービスヤードをむしろを積極的に趣味の工作、
園芸の準備作業などを行うクリエイティブな
場所として計画します。
一般にユーティリティー、勝手口近くに設けます。
③遊空間とは
リビングと、連続する主庭部分を示し、住まい手の
プライバシーを確保した空間で、庭として自由な使
い方ができるスペースです。
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「2章 植栽計画の基本的な技法
2-1 ゾーニング(地割り)の手法 」より