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コラム
2022年5月27日
植物管理のポイント3(管理方法)
植物の管理
①整姿、剪定、刈り込み
和風の門かぶり
剪定された松
狩り揃えられた垣根
a)整姿、剪定、刈り込みの目的
樹木の生長を調整し、美しい樹形をつくり、
それを継続させるのが「整姿」です。
整姿のために、採光や通風をよくし、庭木の
健全な生育、開花、結実などを図るために枝、
幹、梢などを切り除くことが「剪定」です。
樹木の樹冠上に伸びた枝などを一様に切り揃え
るのが「刈り込み」です。
b)剪定の時期
一般には、10~12月と春の発芽前におこないます。
生垣の剪定は、一般に常緑樹を用いますので、
初夏(5~6月)に1回、徒長枝が伸びて生垣の
形が乱れたりする場合は、夏(7~8月)に2回目の
剪定、刈り込みを行います。
②芝生の管理
芝生の管理には、芝刈り、施肥、目土散布、灌水、
エアレーション(曝気)、除草があります。
※エアレーションとは、水を空気にさらし、液体を空気に
さらす行為で、主に、水に対し酸素を供給すること。
芝刈りは、春~夏にかけて、10日に一回、目土は
芝生面の凹凸を調整し、面を均一にするとともに、
発芽をうながします。
肥料を目土と共に用いる事によって、芝の育成に
適した土俵を造成できます。
潅水(水をそそぐこと)は、夏は毎日、エアレーションは
土俵の通気性をよくするための穴あけです。
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識
1-12 植物の管理に関するポイント 」より