植え付けの手順
高木を植栽する場合、植え付け手順の概要は、
以下のようになります。
①植物を植える穴(植穴)を掘る植穴の直径
目安は、根鉢径の1.5倍以上とし、深さは
根鉢の高さ+10から15㎝程度です。
②元肥として、植穴に堆肥などの肥料を入れ
底土とよくかき混ぜます。
③肥料が根に直接当たらないように植穴の
中央部が高くなるように少し土を埋め戻し、
庭木を植穴の中央に入れます。
このとき、庭木の根本と地表面は同じ高さ
とし、深植えにならないように注意します。
④植える向きを決めて、3分の2ほど埋め戻し
ます。
土は土壌改良のものか、客土を使います。
※客土とは、他から運び入れた土のことで、搬入土の
ことをさします。
⑤根と土の隙間がなくなるように棒などで
よく突き、水を十分かけます。
⑥水が引いたら、さらに土を入れ軽く踏み
固めます。
⑦まわりに水が流れないように、円形に土を
盛り(水鉢)、状況によっては支柱で支えます。
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識
1-11 植栽工事、植え付けと移植 」より