スリット(狭い隙間・細い溝・切り込み等)
グリーンとして使う
コンクリートやレンガが敷かれているわずかな
スペースにも、丈夫で踏圧にも耐える植物を
植えると、柔らかな美しさが生まれます。
床の水平面と擁壁などの垂直面の接線に細い植栽
スペース(スリットグリーン)を設けると植物は
素材の違いを違和感なく調和させます。
スリットの芝
使い勝手を考え、雑草が茂らずに、歩行の邪魔
にならない地被性のものか、丈のごく低い植物
を選びます。
スリットグリーンにはタマリュウ、コクリュウ、
セキショウなどが使われます。
タマリュウヒゲ
セキショウ
つる性植物は、歩行の妨げになる事があるので
不向きです。
道路脇に植物があると、雨の日には泥はね防止
の効果も期待できます。
花壇の境目や石積みの間にも、芝やマツバギク
などの丈夫な植物を植えると、石のもつ固さが
やわらぎます。
マツバギク
下垂れ性の植物を、垂らすように植える
のもいいと思います
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識
1-9 樹木の選び方② 」より