column
コラム
2022年1月21日
植物を植えるときのポイント①
植物は高木、中木、低木、灌木、下草と多種多様にあります。
その好きな植物を鉢などに寄せ植えするときは誰もが、植え込む方向を考えて植えていくと思います。
庭に地植えするときには、基本は好きな方向にうえられるのが一番です。
しかしながら、その植物がもつ 表裏 気勢 だけでなく
庭や玄関前ファサードの 気勢 なども考量する必要があります。
①樹木の表裏 を考える
植物は日差しを受け、成長の過程で明るい方向に伸びた姿が木表です(主に南や西に向いている)。
樹木を植える際に植える傾き具合を考慮して植えます。
-1 生産木(生産樹形)
木表から見た立面は直線であるが、横から見ると穏やかにS字形に幹が曲がっている樹木です。
-2 自然木(山で育った樹形)
山深い奥地で育った樹木は、光を求めて犇めき合う木々の中で
自然な曲線をえがいた樹木です。
主に枝先にのみ葉をつけています。
後術の気勢の方向にも影響します。
②建物や庭の気勢の方向
物体には、それぞれ形がもっている気勢の方向が感じられます。
植物だけでなく、例えば庭にあるアプローチや壁など
気勢を考慮して植物をうえることも大切です。
③樹木の気勢
樹木はその樹形や配植で気勢が変わります。
その気勢を生かすことで趣のある
エクステリアや庭園の景色ができ上がります。
株立ちの樹形は複数の樹幹があるが、
それらの軸線は地中の1点に中心があり安定しています。
以上の点を考慮して植物を植えることが
いいエクステリアや外構をつくるポイントです。