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コラム

2022年3月29日

樹木の風通しを確保する

 

樹木の通風を確保します。

建物が密集して、風がうまく通らない環境では、樹木は熱や水分で

葉が蒸れてしまい、健全な生長が期待できません。

 

病害虫も発生時しやすくなります。

 

塀際や壁際など、風通しがあまり期待できない場所に植栽する場合

背後に開口部をとったり、一部をフェンスにするなど
通風を確保することが望ましいです。

通気

樹木全体に光を吸収させ、通気性を確保するためには
植物を植え込み過ぎないことが大切です。

 

通風をよくするには樹木の組み合わせ方を考えます。

 

平坦地では、高中低木を組み合わせて高低差をつけると
植物環境がよくなるだけでなく、デザイン的にも新鮮な変化が生まれます。

 

たとえば、手前に低木を、奥に行くにつれて高くなるように配植すると

せり上がるような緑のスロープができ、すべての植物を見渡すことができます。

高低差

どの角度から見ても樹木が重ならないように配植すると
立体的であるうえに、通気もよくなります。

 

彰国社 著者:水内真理子

【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】

「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識

    1-2 環境に適した植栽計画       」より