樹木や植物を植えたい場所が、粘土質・砂質の場合。
一般の粘土質は、保水性、保肥性(肥料を保つ能力)に富むが、排水性が悪いので
有機質の改良用土の腐葉土(枯れ葉や落ち葉などの有機物が時間とともに分解された土)
バーク堆肥(樹皮を発酵させて作った有機質肥料)
ピートモス(ミズゴケやスゲなどの植物が堆積して作られた泥炭(ピート)を乾燥させて細かく砕いた物)や
パーライト(ガラス質の火山岩を約1000℃で焼き、高圧で焼成した人工用土)
砂などを入れて水はけを改善します。
腐葉土
パーク堆肥
砂質は、水はけが良すぎるため保肥力が弱いです。
保水力と保肥力を高めるため、赤玉土や鹿沼土(関東ローム層で採取できる軽石)、黒土などを混ぜ
腐葉土、バーク堆肥、ピートモスなどの有機質の改良用土をたっぷり混ぜ込みます。
彰国社 著者:水内真理子
【植物を生かしたエクステリアデザインのポイント】
「1章 エクステリア計画に必要な植物の基礎知識
1-2 環境に適した植栽計画 」より