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コラム

2020年7月6日

隠す技法の具体策   2

 

1.平面的な方法  アプローチを工夫する

 

 

門からアプローチを歩いて玄関にいく時、門を入った瞬間

玄関が見えてしまうと距離感を感じられません。

 

 

その距離に応じてアプローチを迂回するような形にするか
樹木を植えて視界を一旦遮るなどして、目的地である玄関を隠します。

 

 

 

2.立体的な方法  構造物を工夫する

 

 

構造物で隠す。
その場合、その材質から圧迫感を感じます。

 

コンクリートの壁やブロック塀などの重量感のあるものは

心理的に「絶対見せない」という高圧的な感じを与えるが

生垣などの植物は、切ってしまえばなくなるもので
また、風に揺れるなど動きがあるので柔らかな印象になります。

 

 

トレリスなどの構造物はメッシュで微妙な見え隠れを演出し
それにつる性植物が絡まることで、
風通しを確保しながら見えたり見えなかったりする部分が
「何となく隠す」感じを与えます。