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コラム

2019年11月18日

気勢を考えた動きのある景観づくり  1

 

気勢と

樹木の気勢とは、その樹木が周囲に影響を与える固有の勢いの方向です。

気勢には、強さと範囲があります。

気勢を踏まえた計画は、場の方向性、勢いを強調する「動の景観」づくりです。

 

庭を構成するものは樹木や石などといった自然のものが中心となります。

樹木は建築材料と異なり定形ではなく、それぞれの自然な形があります。
樹木は平地の畑でとられたものや、山取りの斜面に生えていたものなどがあり
その生い立ちによって、生長したときの樹形が決まってきます。
その樹木や石のもつ内面のエネルギーのベクトルをつかんで
生かすことが植栽計画の醍醐味なのです。